葬儀費用がない場合の市町村の補助金とは

日本の場合、海外とは違い葬儀に関する費用がかなりかかるということは皆さんご承知だと思います。
そろそろ身内の葬儀があるかもしれない・・という心の準備と経済的な準備ができている葬儀ならまだいいのですが、人の死というのは突然ということもあり、そんな時、心の準備も費用の準備も整っていないと思います。

身内が亡くなるという出来事は、近しい人であればあるほど精神的なショックが強いものですが、通夜、葬儀と準備をしなければならないのでその間は気忙しく時間が過ぎていくと思いますが、なんともできないのが葬儀費用です。

葬儀費用がない・・・という場合、市町村からの補助金があるということはご存知でしょうか。
葬儀費用の補助金ということなので全額補助されるということはありませんが、少しでも足しになると思いますので是非覚えておいてほしいと思います。

まず国民健康保険加入者の場合、葬祭費用という名目の補助金を受け取れます。
管轄の市区町村役場の国民健康保険課で申請ができますので、故人の被保険者資格喪失届出とともに役所で申請を行ってください。
この葬祭費用の補助金は各自治体によって金額に違いがありますが、3万円から7万円程度の補助金が支給されることになっています。
ちなみに、東京都の都内23区の場合には一律7万円という補助金が支給されます。

国民健康保険加入者の葬祭費用申請には、申込人の印鑑、故人の国民健康保険証、葬儀領収書、振込先口座番号が必要になります。
申請ができる期間はお亡くなりになってから2年となっていますので、葬儀を終えて2年の間なら申請によって補助金を受け取ることができます。

こうした葬祭費用に関する補助申請などは、お亡くなりになった方へ市区町村からこういう補助金がありますよというお知らせなどがありません。
自ら申請を行わないと、補助金は受け取ることができないのです。
葬儀費用は何かとかかるものなので、補助金は助けになると思います。
忘れないように申請を行いましょう。