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お布施の相場


葬儀を行う際には、故人が極楽浄土にしっかりと旅立てるように僧侶がお勤めをしてくれますね。
この際、来ていただいた御礼にお渡しするのがお布施です。
葬儀、法要など僧侶に渡す謝礼が、お布施です。

お布施には法施、無畏施、財施、という三つの布施があります。
これを三施といいますが、このうちの財施が「お布施」つまり僧侶に渡す金品などのことです。

いくらくらい必要なのかということを僧侶に聞くわけにも行かず、身内にお年よりなどがいればいくらくらいお布施を包めばいいのか確認できますが、今は核家族が多いため聞けない・・・という場合もありますね。

このお布施、通常はお経料と戒名費用を含めた金額を納めるといいます。
となると戒名がどの程度なのか?ということも深くかかわってくるということになりますね。
戒名にはいろいろな格付けがあり、最上位から乳幼児までつけ方に違いがあります。
童子、童女となればお子さんですし、嬰児、嬰女なら乳幼児です。

大人だともっとも多い名称が信士、信女、次の位が居士、大姉・・・という形で、「○○殿院×××大居士」「○○院殿清大姉」が最上位の戒名です。

さて気になるのがお布施の金額ですね。
宗派によっても違いがありますが、最高位の場合、100万円から!という金額。
一番低くて30万円から50万円くらいです。

四十九日や一周忌などの法要に来ていただいた場合には、お布施で3万円くらい、お車代で5000円から1万円くらい。
御膳料が5000円から2万円くらいとされています。
かなりかかりますね。
また、こちらのお葬式のお香典返しのマナーについての記事も参考にご覧ください。

通常、のしをつけない慶事用の包みに水引をかけずに渡しますが、白い封筒でも大丈夫です。
水引をかけたいという場合には、関東では白黒、関西では白黄の水引を利用します。

表書きは薄墨ではなく普通の墨で、御礼もしくはお布施、読経料、御回向料と記します。
紙敷の場合には玉串量などとも書くことがあるので、確認が必要です。

葬儀にも費用がかかりますが、それ以外、お布施などにもかなりの金額がかかるということですね。